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できるだけお金をかけないで鮎釣りを始める方法

 いよいよ和歌山県の有田川と日高川では5月1日に鮎釣りが解禁されます。最近の釣りブームで鮎釣りに興味を持たれている方も増えているようです。しかし、鮎釣りは竿やウェアなどの初期投資が高すぎてなかなか手が出せないと思っている方が多いのではないでしょうか。ここでは、初期投資を極力抑える方法を紹介したいと思います。

目次

鮎釣りを始めるために必要なアイテム

①鮎竿

 各メーカとも豊富なラインナップですが、入門者はまず軽くて扱いやすい8mか8.5mの短めの竿をお勧めします。値段は4万円程度です。

 

②ヒキブネ

 釣った鮎を入れておくための必需品です。安いものなら6千円程度からあります。

③たも網

 鮎を釣り上げた時に取り込んだりオトリ鮎の交換に必ず必要なものです。千円台のものもありますが、たも網がしっかりしていないとオトリ交換に手間取りますので6千円以上の製品をお勧めします。

④ベルト

 たも網をさしたりヒキブネを繋いだりするために必要です。2000円程度のものでも機能的には十分だと思います。

⑤鮎タビ

 河原でアユ釣りを安全に行うために作られたタビです。2千円程度の安いタイプもありますが、機能や強度の面から5千円以上の製品を購入することをお勧めします。

⑥仕掛けとハリ

 仕掛けは最初は全て完成している完全仕掛けを2つほど持っていればよいでしょう。ハリも出来上がっているイカリバリを1箱持っていれば十分です。価格は両方合わせて数千円程度です。

⑦友カン

 オトリ屋で購入したオトリ鮎をこれに入れて運びます。必需品とも言えますが、初めての場合、オトリ屋の前の河原で釣りをするのならヒキブネに鮎を入れて持っていけばよいのでその場合には不要です。

⑧その他 ベストやタイツなど

 ベストやタイツは必ずしも必需品ではありません。最近ではライトスタイルと呼ばれるカジュアルな服装で鮎釣りをされる方もいます。私の知り合いもワークマンで全てそろえたというライトスタイルで釣っています。

鮎釣りを始めようとすると初期投資はどのくらい必要になるか?

 上記で説明したように必ず必要なアイテムは①鮎竿②ヒキブネ③たも網④ベルト⑤鮎タビ⑥仕掛けとハリであり、⑦友カンと⑧その他ベストやタイツなどは始めるにあたっては必ずしも必要ではありません。

 ①~⑥までを合計するとおよそ6万~7万円となります。

 ここに鮎を釣るためには遊漁券がいります。河川によって価格にばらつきはありますが一日券だと3000円強ぐらい。年券と言って1シーズン使える遊漁券だと1万円強です。

 また、友釣りをするためにオトリ鮎を買わなければなりません。普通は2匹買います。一匹500円程度です。

 さらにほとんどの方が鮎釣りの出来る現地まで車で行かなければならず、高速代やガソリン代が上乗せされてきます。

 以上より、鮎釣りをどこかの河川で始めてみようかと思ったら初期投資として10万円ぐらいの予算は必要になってきます。

和歌山県内で鮎釣りを始めるのなら大幅なコストダウンが図れます。

 和歌山県には有田川や日高川をはじめとしてたくさんの鮎釣り河川があります。ここで注目すべきは和歌山県内水面漁業協同組合連合会の取り組みとして鮎釣り具のレンタルサービスが行われていることです。レンタルと言っても無償でゼロ円です。釣り具は鮎竿とヒキブネとたも網とベルトの4点セットです。

 これを利用すれば一挙に5万円以上の初期投資が削られることになり、鮎タビと仕掛けとハリを持っていれば後は遊漁券とオトリ鮎で鮎釣りが始められることになります。一度試しにやってみようという方はぜひこの0円レンタルサービスをご利用ください。18歳以下は遊漁料も無料となっています。

 以下は、和歌山県内水面漁業協同組合連合会が運営している「鮎の国わかやま入れ掛かり総合案内所」サイトからの抜粋です。

 

鮎竿0円レンタルサービスのご案内

対象 
友釣り入門者・初心者でアユ竿をお持ちでない方 
※協力オトリ店様にお願い。釣具を忘れた釣人には、ご配慮していただけると助かります。
申し込み  
①協力オトリ店に事前申し込みしてください。
※アユ竿は漁協等で保管している場合があります。オトリ店への受け渡しに日数を要しますので、早めの申し込みをお願いします。
 お貸しできるアユ竿は、各河川で数本~20本程度です。 
②釣行日に、オトリ店に免許証を提示し、アユ竿をお借りください。 
③アユ竿は、その日のうちにオトリ店へ返却してください。
※返却予定時間は、オトリ店と打ち合わせてください。 
④使用中にアユ竿が破損した場合でも、修理代は頂きません。

 新型コロナウイルス感染症予防のため、緊急事態宣言・まん延防止等重点措置対象地域からの利用、微熱がある方、体調が悪い方は利用できません。

※増水時は入川しないでください。川はよく滑るので、アユタビの着用など、友釣りに適した服装でお越しください。仕掛け、針等の釣具はご準備ください。指導者がいない場合は、事前に入門書等で釣り方などを調べることをおすすめします。

この事業は各オトリ店、その他多くの方からご支援・ご協力をいただき実施しています。

さあ、鮎釣りを始めよう!

 釣って楽しい鮎釣り。食べて美味しい鮎。鮎釣りで広がる友達の輪。

 貴方も今シーズンからアユ釣りを始めてみませんか。

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この記事を書いた人

高知の山村に生まれ海の仕事に就き幼い頃から川や海で釣りをしています。近畿エリアを中心にグレ釣りアマゴ釣りアユ釣りで年間100日釣行。これまでの経験を活かして役に立つ楽しい記事作りに努めたいと思います。

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